タイトルの通り、今回は個別展示で工夫したことについて自分なりに記録しておこうと思って書いています。
いままでのヒトガタ展では作品を作ることだけに集中していて展示方法はお任せしていました。
今年は、せっかくの個別展示の機会なのでもっと活かしたいなと思い、ディスプレイを自分で考えてみることにチャレンジしました。
まず最初に、ヒトガタ展2021の東京会場で飾っていただいた写真を載せておきます。
こんな感じで展示していただいています。
写真は設営中のものなので、もう少しお顔の角度とかが変わっていると思いますが大体こんなイメージです。
この展示に行き着くまで、何を考えてどうしたか自分目線での記録として残しておこうと思います。
実際の展示でも中央にあるかぎ針で編んだあみぐるみ作品4点がそれです。
そこから真っ直ぐ平坦に並べるよりも、少し高低差を持たせて並べたいなと思って、次の写真のようなラインに並ぶように意識して配置してみました。
勝手に名付けますが、富士山型展示です。
この富士山のようなラインを作るためには?と仮配置をしてみたところ、作品があと4点分足りない!
そこから焦りながら4点追加で編みました。
ディスプレイ方法を考えてから展示作品数を決めたのは初めてでしたが、考えついたラインを再現できたので追加して良かったと思っています。
そしてもう一つ工夫したのが、小さいあみぐるみたちの台座です。
目線の位置から撮影すると、こんな感じです。
どうですか?いつもよりこっちを見ているように感じませんか?
これにこだわった理由は、会場でお客様があみぐるみたちと目が合いやすいようにしたかったからです。
真っ直ぐ立たせるスタンドを使うことも考えましたが、どうしても目線の位置と重なるこの角度で置きたくて什器を探しましたが見つからず。
最終的には、とある資材を編みくるんで自作しました。
サイズ的にも小さい方のぼうぐるみたちが2体並ぶ丁度良いサイズの什器が完成しました。
あみぐるみをお手に取っていただいても戻しやすく、安定して置けるのが特徴です。
この什器も使って、今回の「あみぐるみと目が合う富士山型展示」を実現することができました。
(最初と同じ写真です)
自分では(たぶん)個性的なディスプレイが出来たんじゃないかなと思って満足しています。
ただひとつだけ我慢したことが。今回は装飾をかなり自粛しました。
今回は札幌でも展示があり、飾りが多すぎるとご迷惑かなと思い装飾は布だけにしました。
(東京だけだったら、多分お花とか使ってもっと華やかにしてたと思います)
またコロナが落ち着いて個人でイベントに出る機会があったら、装飾も含めた素敵ディスプレイに挑戦してみたいです。
ヒトガタ展2021の東京会場ではこの展示を実際にご覧いただくことができます。
札幌会場では、札幌のスタッフの方にお任せするので目が合う富士山型じゃないかもです。
東京会場は2021年6月28日(月)まで会期があるので、ぜひ遊びにきてくださいね(*^◯^*)
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